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■本藥師寺跡に薄紫の絨毯(布袋葵)と曼珠沙華(彼岸花) | |
本藥師寺跡の『布袋葵・ホテイアオイ』は米の生産調整の一環として休耕水田(面積約1.4ha)を利用して栽培されてます。花は8月中旬に見頃を迎え9月下旬にかけて咲き誇り本藥師寺跡に涼しげなすみれ色が一面に広がります。また周りには大和三山の中の畝傍山、香久山の景観に溶け込んで、訪れる皆さん達に親しまれています。布袋葵は茎の根元、中央部が膨れており浮き袋の役目をしています。名前の由来としては布袋葵の姿が七福神の一人『布袋(ほてい)』の腹に例えたと言われます。 | |
本薬師寺跡は七世紀末、飛鳥の地に創建され伽藍配置は 南北中軸線上に南から中門・金堂と塔の位置関係は平城京薬師寺と同じです。この寺は十世紀頃まで存続していたと見られ薬師寺は天武天皇九年(680年)天武天皇が鵜野讃良(うののさらら・持統天皇)の病気治癒を祈願し飛鳥の地に創建したものと日本書紀に記されています。薬師寺東塔の屋上にある相輪支柱に刻まれた東塔さつ銘にも同趣旨の記述があり天武天皇は寺の完成を見ずに朱鳥元年(686年)没 し伽藍整備は持統天皇・文武天皇の代に引き継がれました。持統天皇二年(688年)薬師寺にて無遮大会(むしゃだいえ)という行事が行われたことが書紀に記されていて当時は伽藍が整っていたものと思われます。続日本紀によると文武天皇二年(698年)には寺の造営がほぼ完成し僧侶を住まわせていたそうです。この飛鳥の薬師寺跡は大和三山の畝傍山と香久山の中間にあたる橿原市城殿町に残り当時をしのばせる立派な金堂・東塔の礎石・西塔の心礎【国の特別史跡に指定】や出土品も多くでています。また、平城京の薬師寺は天禄四年(973年)の火災と享禄元年(1528年)の筒井順興の兵火で多くの建物を失いました。現在、奈良時代の建物は東塔を残すだけです。 | |
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■明日香(飛鳥)に『秋がやって来た』・・ | |
■飛鳥川を背に咲く『曼珠沙華(彼岸花)』です。その向かいには秋風に揺れる秋桜が咲いてます。 | |
■明日香からの帰り道、【写真左】天から落ちたという天香具山 【写真右】神武天皇ゆかりの畝傍山・後ろには大津の皇子の眠る二上山です。 | |
■九月十三日~十四日の『飛鳥の回廊』イベントです。 万葉人の服装は火の鳥にも負けないぐらい栄えてました。 | |
■【写真右】ライトアップされる聖徳太子ゆかりの橘寺です。 【写真右】飛鳥光の回廊イベントの幟が秋風に揺れています。 | |
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■元伊勢桧原神社参道の夜間だけ開く花、カラスウリ(烏瓜) | |
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檜原神社は三輪そうめんの産地、車谷の里を眼下に眺め、御神体は三輪山磐座にあって、この神社には本殿も拝殿もなく三ッ鳥 居があるだけである。日本書紀によると崇神天皇が天照大御神を豊鍬入姫命(トヨスキイレヒメノミコト)に遷され磯城神籬(しきひもろぎ)を立て祀った倭笠縫邑(やまとかさぬいのむら)である。 また、三種の神器の内の剣・鏡を安置したのが、この場所と伝えられている。後に天照大御神は伊勢に遷され、その後は檜原神社として引き続き祀られているため、元伊勢(もといせ)とも呼ばれている。 境内には昭和六一年十一月に豊五日豊鍬入姫命を祀る鍬入姫宮(とよすきいりひめのみや)が鎮斎した 万葉集等に「三輪の檜原」と数多く詠まれ山の辺の道の歌枕ともなり、西につづく檜原台地は大和国中を一望出来る絶好の場所であった。 |
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元伊勢桧原神社参道には夜間だけ開く花で知られるカラスウリ(烏瓜)の花が数か月前に咲いていて、今は果実に変わってました。 寒くなるころには朱色の果実に変化します。この中の種は種子は形から打ち出の小槌にも喩えられる。そのため財布に入れて携帯すると富みに通じる縁起物として扱われることもあるらしいで。 |
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■後嵯峨天皇『ふるの滝津瀬』・・ | |
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今はまた 行きても見ばや 石の上(いそのかみ) 布留(ふる)の滝津瀬(たきつせ) 跡をたづねて 後嵯峨天皇 |
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桃尾の滝・・ 別名『布留(ふる)の滝』は奈良県天理市滝本町の布留川、上流に位置しており落差約二三メートル黒い岩盤を流れ落ちる滝で滝壺が無いのが特徴です。桃尾の滝は大和高原西端を南北に走る春日断層崖(かすがだんそうがい)の中では最大の滝でもある。また古今和歌集において後嵯峨天皇や僧正遍照が『ふるの滝津瀬』と詠んだ滝と伝わります。 明治時代に廃絶されるまで密教寺院(桃尾山蓮華王院龍福寺)の境内でした。また石上神宮の元宮といわれており、古くから行場としも知られる。毎年七月の第三日曜日には夏の安全を祈願する滝開きの神事が執り行われます。 滝の左側には鎌倉時代中期の作である不動三尊磨崖仏や、南北朝時代前期の作とされる如意輪観音と不動三尊の石仏などがあります。 |
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