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■特別陳列『十二支の考古学 -未-』開催 |
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【写真】中国・西晋【羊形青磁容器】・・(奈良県立橿原考古学研究所保管) 会 期: 2014年12月20日(土)~2015年1月25日(日) 会 場: 奈良県立橿原考古学研究所附属博物館 特別展示室 主 催: 奈良県立橿原考古学研究所附属博物館 後 援: 公益財団法人 由良大和古代文化研究協会 平成27年は、十干(じっかん)十二支(じゅうにし)の呼称によると乙(きのと)未(ひつじ)の年です。この「未」には動物の羊(ヒツジ)があてられており、この展覧会では羊(ヒツジ)にちなんだ日本と海外の資料を陳列し、羊と人との関わりの歴史をご紹介します。 <講演会>(聴講無料・事前申込不要) 日 時: 2015年1月25日(日) 12:00開場、13:00開演、15時終了予定 場 所: 奈良県立橿原考古学研究所 講堂 講 師: 奈良県立橿原考古学研究所 西藤清秀、当博物館 廣岡孝信 <見どころ解説>(事前申込不要) 日 時: 2015年1月12日(月・祝日) 10時30分開始(約1時間) 場 所: 当博物館 特別展示室 <その他イベント>(参加費無料・事前申込制・募集人数15名) 「型紙絵・羊毛置物を作ろう」 型紙絵講師:石田繁夫さん ほか 日 時: 2014年12月20日(土) 13時30分受付開始、14時開始、16時終了予定 会 場: 奈良県立橿原考古学研究所附属博物館 講座室 |
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■平成26年度 秋季特別展・特別陳列『飛鳥宮と難波宮・大津宮』 | |
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【写真】飛鳥宮エビノコ郭正殿 復原模型。 ■記紀万葉プロジェクト 開催趣旨 舒明天皇から持統天皇にいたる歴代の宮殿は、飛鳥宮跡だといわれている。大海人皇子(天武天皇)は、壬申の乱ののちに後飛鳥岡本宮に入り、岡本宮の南に宮室を造営した。この宮殿が飛鳥浄御原宮であり、飛鳥宮跡で最上層の遺構にあたる。天武天皇が岡本宮の南に造った宮室は飛鳥宮跡のエビノコ郭であり、このエビノコ郭の正殿こそ、天武十年に天武天皇が律令制定を詔し修史記定を命じた「大極殿」だと考えられている。大極殿は天武天皇が初めて造り出した殿舎で、国家の大事を執り行う重要な殿舎である。飛鳥宮跡はまさに律令国家の礎を築いた舞台であった。この展覧会では、飛鳥浄御原宮の時期を中心に、飛鳥宮跡とその周辺の遺跡を紹介し、時期的に前後する宮殿である難波宮と大津宮との比較を通して、飛鳥宮跡の新たな価値や魅力を考えてもらう機会とする。 会 期: 2014年10月11日(土)~11月30日(日)、会期51日間 月曜は休館。 開館時間: 9時~17時(ただし、入館は16時30分まで) 会 場: 奈良県立橿原考古学研究所附属博物館 特別展示室など 〒634-0065 奈良県橿原市畝傍町50-2 TEL(0744)24-1185 FAX(0744)24-1355 主 催: 奈良県立橿原考古学研究所附属博物館 入 館 料: 大人 800円(500円)、高校生・大学生 450円(350円) 小学生・中学生 300円(250円)( )内は20名以上の団体料金 展示構成: 第1部 秋季特別展「飛鳥宮~天武天皇が求めた宮殿~」 飛鳥浄御原宮の紹介 飛鳥宮跡/飛鳥京跡苑池/石神遺跡 第2部 特別陳列「難波宮と大津宮~飛鳥宮・藤原京への道程~」 難波長柄豊碕宮・・前期難波宮は難波長柄豊碕宮か/前期難波宮の実像/難波の国際性 近江大津宮・・近江大津宮の復原/天智天皇の「京」と仏教文化 飛鳥から藤原京へ・・新城の造営/飛鳥浄御原令の役所/飛鳥宮の廃絶/藤原宮の建設 ■主な展示品(予定 ※出品交渉中のものも含む) 第1部 飛鳥宮跡の最初の調査で出土した土器(飛鳥宮跡/奈良文化財研究所)、石人像<複製>(石神遺跡/明日香村教育委員会)、東北地方の土器(石神遺跡/奈良文化財研究所)、新羅の土器(石神遺跡/奈良文化財研究所)、後飛鳥岡本宮の時期の木簡<複製>(飛鳥宮跡/奈良県立橿原考古学研究所附属博物館)、飛鳥浄御原宮の時期の木簡<複製>(飛鳥宮跡/奈良県立橿原考古学研究所附属博物館) 第2部 難波宮跡の柱材(難波宮跡/公益財団法人大阪府文化財センター)、甘樫丘焼土層出土の土器(甘樫丘東麓遺跡/奈良文化財研究所)、復原された玉枕(阿武山古墳/飛鳥資料館)、万葉仮名文木簡(大阪市指定文化財:難波宮跡下層/大阪文化財研究所)、難波大蔵出土の金製品(難波宮跡/大阪文化財研究所)、宮殿の北西の谷に廃棄された漆容器(難波宮跡/公益財団法人大阪府文化財センター)、前期難波宮の壁土(難波宮跡/大阪文化財研究所)、新羅・百済の土器(難波宮跡/大阪文化財研究所)、近江大津宮時代の土器(山ノ神遺跡/大津市教育委員会)、音義木簡<複製>(北大津遺跡/滋賀県教育委員会)、小形火頭形三尊?仏(穴太廃寺/滋賀県教育委員会)、銀製押出仏(穴太廃寺/滋賀県教育委員会)、側面蓮華文方形軒瓦(榿木原遺跡/滋賀県教育委員会)、単弁八葉蓮華文軒丸瓦(大津市指定文化財:南滋賀町廃寺/近江神宮)、金銅弥勒菩薩半跏像(重要文化財:野中寺)、藤原宮に先行する道路の側溝から出土した土器(藤原宮跡/奈良文化財研究所)、「加之伎手官」墨書土器(藤原宮跡/奈良文化財研究所)、くびき(藤原宮跡/奈良文化財研究所) ■研究講座(聴講無料、申込不要。いずれも13時~、会場12時) 日 程: 10月19日(日)、11月2日(日)、11月23日(日) 会 場: 奈良県立橿原考古学研究所講堂 ■列品解説 日 時: 10月19日(日)、11月2日(日)、11月23日(日)、午前10時30分から ■遺跡見学会 日 時: 11月15(土)(関西文化の日) ■展示担当: 奈良県立橿原考古学研究所附属博物館 主任学芸員 重見 泰 〒634-0065 奈良県橿原市畝傍町50-2 電話0744-24-1185 FAX0744-24-1355 E-mail yshige3227@kashikoken.jp |
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■『大和を掘る 32』 ― 2013年度 発掘調査速報展 ― | ||
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開催要項 奈良県立橿原考古学研究所附属博物館では、発掘調査された資料をいち早く公開展示して、多くの方々にその成果を知っていただく機会を設けるよう に努めてまいりました。『大和を掘る』はおもに前年度の県内遺跡の発掘調査資料の速報展として、県内市町村や奈良文化財研究所、元興寺文化財研究所等のご 協力を得て例年開催しており、1981年の第1回開催以来、今回で32回目を迎えます。 今回はおもに2013年度に発掘調査された遺跡のなかから38遺跡を選び、出土遺物や調査写真パネルを展示いたします。奈良県における最新の発掘調査の成果を多くの方々にご覧いただきたいと考えております。 会期:2014年7月19日(土)〜9月7日(日) 51日間 休館日 月曜日・7月22日(火) 開館時間:午前9:00〜午後5:00(入館は午後4:30まで) 会場:奈良県立橿原考古学研究所附属博物館 特別展示室 〒634−0065 奈良県橿原市畝傍町50-2 ℡ 0744−24−1185 Fax 0744―24―1355 主催:奈良県立橿原考古学研究所附属博物館 協力:奈良県内の各市町村教育委員会、奈良文化財研究所、奈良大学 講演会:調査担当者による遺跡発掘調査報告会「土曜講座」を実施。 7月26日・8月2日・8月9日・9月6日の各土曜日に開催。各回とも午後1時開始。 聴講無料。申し込み不要。奈良県立橿原考古学研究所講堂にて。 入館料:通常の観覧料金。 大人400円(350円)、大学・高校生300円(250円)、小・中学生200円(150円)、( )内は20名以上の団体料金。65歳以上、外国人観光客と付き添いのボランティアガイド、身体障がい者手帳・療育手帳・精神障がい者保健福祉手帳をお持ち の方と付き添いの方1名、小学生未満は無料。県内の小・中・高・特別支援学校生は土曜日は無料。ただし県内の小・中・高・特別支援学校生が通学校の教員の 引率で入館する場合は、生徒・教員とも無料。(それぞれ証明するものをご提示下さい) 関連行事: 奈良まほろば館にて速報展ブリーフガイド。7月26日(土)〜8月3日(日)。 セミナー7月27日(日)または8月3日(日) 担当: 奈良県立橿原考古学研究所附属博物館 主任学芸員 小栗明彦 |
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■2014年度『春季特別展』 | ||
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生きるものにとって「死」はいつか必ずおとずれるものである。 このことは弥生時代に生きた人々にとっても同じであった。 生きるものにとって「死」はいつか必ずおとずれるものである。 このことは弥生時代に生きた人々にとっても同じであった。 「死」に対して弥生時代の人々はどのように接したのだろうか。墓の形態、埋葬施設、着装品や副葬品の有無はその回答の一端を示している。また墓から発掘された遺物や埋葬された人骨の姿勢などから死に至った経緯や人物像がみえてくることもある。 今回の展覧会では、近年調査の進む弥生時代の墓に焦点をあて、Ⅰ.墓の種類、Ⅱ.供献土器、Ⅲ.副葬品と着装品から弥生時代の墓、そして死者への思いについて迫っていく。 1.会 期:2014年4月19日(土)〜6月22日(日) 会期56日間予定 午前9時〜午後5時まで(ただし、入館は午後4時30分まで) 休館日 毎週月曜日、5月7日(火) 2.主 催:奈良県立橿原考古学研究所附属博物館 3.会 場:奈良県立橿原考古学研究所附属博物館 特別展示室など 〒634−0065 奈良県橿原市畝傍町50−2 TEL(0744)24−1185 FAX(0744)24−1355 4.観覧料金:大人800円(500円)、高校・大学生450円(350円)、小・中学生300円(250円) ( )内は20名以上の団体料金 (いずれも予定) 身体障がい者手帳・療育手帳・精神障がい者保健福祉手帳をお持ちの方と付き添いの方1名は無料。小学生未満は無料 5.主な展示品:土壙墓/新方遺跡(神戸市教育委員会)、土器棺墓/田能遺跡(尼崎市教育委員会)、木棺墓(豊中市指定文化財)/勝部遺跡(豊中市教育委員会)、土壙墓/大福遺跡(桜井市教育委員会)、供献土器/原遺跡(五條市教育委員会)、供献土器/宮滝遺跡、三河遺跡(以上、当研究所)、供献土器/土橋遺跡(橿原市教育委員会)、井戸出土人骨/長寺遺跡(天理市教育委員会)、銅剣鋒/玉津田中遺跡(兵庫県立考古博物館)、鹿角製指輪(神戸市指定文化財)/新方遺跡(神戸市教育委員会)、ガラス玉・銅釧(大阪市指定有形文化財)/加美遺跡(大阪市教育委員会)、供献土器(四條畷市指定文化財)/雁屋遺跡(四條畷市教育委員会)、銅釧・碧玉製管玉(兵庫県指定文化財)/田能遺跡(尼崎市教育委員会)、打製石鏃/山賀遺跡(大阪府文化財センター)など 6.研究講座(案):会期中3回を予定 7.列品解説:会期中3回を予定 8.展示担当:学芸課 主任学芸員 北井利幸 |
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■『大和を掘る 30』 ― 2011年度 発掘調査速報展 ― | ||
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開 催 要 項 奈良県内で発掘調査された資料をいち早く公開し、多くの方々が最新の発掘調査成果を目にできる展覧会を開催するように当館では努めています。1981年から毎年開催している速報展『大和を掘る』は、その一つです。 この展覧会では奈良県立橿原考古学研究所による発掘調査のみならず、奈良県内の各調査機関のご理解・ご協力を得て、おもに前年の奈良県内での発掘調査の成果を全面的に展示しています。 今回は、2011年に調査された県内遺跡の中から35遺跡に注目し、出土品の実物や調査時の写真を展示いたします。本年は『古事記』の完成から1300年を迎えますが、展示品をご覧いただくことによって、1300年を遙かに越える奈良県の歴史の厚みを改めて感じていただけるものと思います。 また、昨年は奈良県・日本にとって甚大な災害がありました。そこで昨年の文化財被害の復旧事業を紹介するパネル展示も行います。合わせて近年に県内でオープンした埋蔵文化財展示施設のパネル紹介も行います。これらのパネル展示をご覧頂くことによって、埋蔵文化財の保護に携わる県内各機関の地道な取り組みにもご理解・ご声援をいただける契機になればと思います。 会 期:2012年7月14日(土)~ 9月2日(日) 休 館 日:月曜日(ただし7月16日(海の日:月曜日)は開館)、7月17日(火) 開館時間:午前9:00 ~ 午後5:00(ただし入館は午後4:30まで) 会 場:奈良県立橿原考古学研究所附属博物館 特別展示室 〒634-0065 奈良県橿原市畝傍町50‐2 Tel 0744-24-1185 Fax 0744-24-1355 http://www.kashikoken.jp/museum/ 主 催:奈良県立橿原考古学研究所附属博物館 協 力:奈良県内の各市町村教育委員会 講演会:【土曜講座】:調査担当者による遺跡発掘調査報告会(聴講無料・申し込み不要) 開催日:7月21日・8月11日・8月25日・9月1日(いずれも土曜日) 会 場:奈良県立橿原考古学研究所 講堂(いずれも正午開場、午後1時開演) 入館料:大人400円(350円)、大学・高校生300円(250円)、小・中学生200円(150円) ※20名以上の団体は()内の団体割引料金。 ただし下記の方々は無料です。 小学生未満、および65歳以上の方。 土曜日に入館される県内の小・中・高・特別支援学校生。 外国人観光客と付き添いのボランティアガイド。 障害者手帳をお持ちの方、および付き添いの方1名。 関連行事:奈良まほろば館(東京中央区日本橋)にて、展覧会を広報するブリーフガイドを開催。 会期:7月21日(土)~7月29日(日)。 まほろば館ホームページ http://www.mahoroba-kan.jp/map.html 展覧会担当:奈良県立橿原考古学研究所附属博物館 学芸課 廣岡孝信 ・ 川崎志乃 |
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平成24年度春季特別展 ■三 国 志 の 時 代『二~三世紀の東アジア』 |
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開催趣旨 中国歴史書のうちでも史料的価値が高く、広く親しまれてきたのが西晋の人、陳寿の撰になる『三国志』である。魏・呉・蜀の抗争は演劇の題材とも なる。なかでも『魏書』に「東夷伝」があり、倭人のクニグニについても記される。「魏志倭人伝」として、とりあげられることも多い。 二~三世紀の東アジアの政治・文化・社会と倭人との出会いがどのようなものだろうか。この時期は、弥生時代から古墳時代への移行期にある。奈良 盆地東南部に成立した古墳文化は、各地へと波及した。もっとも、「魏志倭人伝」では倭にクニグニがあり、複数の王がいたことも記している。倭の統一性と多 様性を解くには、中国・朝鮮半島の諸地域との交流や日本列島内における地域間相互の関係を知る必要がある。 そこで本展では、学史的な資料に最新の発掘調査による出土品も加えて、三国志の時代における日本列島の実像と課題を示すことを目的とした。展観者においては、三国志の時代を体感し、考える機会となるものと期待する。 具体的には、序-「倭人と中国文化との出会い」、Ⅰ-「二~三世紀の中国・朝鮮半島」、Ⅱ-「紀年銘鏡と三国志」・Ⅲ-「クニグニの交流」、Ⅳ-「古墳文化の成立」の5部構成とする。また同時に研究講座とシンポジウムを実施することで、より内容を深める。 ■写真左より『ホケノ山古墳・二重口縁壺』『楽浪士城・青銅鼎(せいどうてい)』 |
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1.会 期:2012年4月21日(土)~6月17日(日)会期58日間 月曜は休館。ただし、4月30日(月)は開館。 5月1日(火)は休館。会期中の祝日は開館。
2.開館時間:午前9時~午後5時(ただし、入館は午後4時30分まで) 3.会 場:奈良県立橿原考古学研究所附属博物館 特別展示室など 〒634-0065 奈良県橿原市畝傍町50-2 TEL(0744)24-1185 FAX(0744)24-1355 4.主 催:奈良県立橿原考古学研究所附属博物館 5.入 館 料:大人 800円(500円)、高校生・大学生 450円(350円)小学生・中学生 300円(250円)、( )内は20名以上の団体料金 6.展示構成と主な展示品(予定。※出品交渉中のものも含む。) 序.倭人と中国文化との出会い 封泥「少府之印章」・「帯方令印」「蜀都大守章」ほか(東京国立博物館所蔵) 封泥「昭明丞印」「浪大尹章」ほか(東京大学考古学研究室所蔵) 金印「漢委奴国王」(レプリカ・天理大学附属天理参考館所蔵) Ⅰ.2・3世紀の中国・朝鮮半島 楽浪土城出土品(東京大学考古学研究室所蔵) 王盱墓出土品(東京大学考古学研究室所蔵) 彩筺塚出土/硯台(復元品)(東京大学考古学研究室所蔵) Ⅱ.紀年銘鏡と『三国志』 出土地不詳/黄初4年銘鏡(東京国立博物館所蔵) 出土地不詳/黄武4年銘鏡(泉屋博古館所蔵) 出土地不詳/黄武5年銘鏡(五島美術館所蔵) 大田南5号墳/青龍3年銘鏡(重要文化財・京丹後市教育委員会所蔵) 大田南2号墳/画文帯環状乳神獣鏡(京都府指定文化財・京丹後市教育委員会所蔵) 安満宮山古墳/青龍3年銘鏡(重要文化財・高槻市教育委員会所蔵) 神原神社古墳/景初3年銘鏡(重要文化財・島根県立古代出雲博物館保管) 桜井茶臼山古墳/正始元年銘鏡(奈良県立橿原考古学研究所所蔵) 広峯15号墳/景初4年銘鏡(重要文化財・福知山市教育委員会所蔵) 安倉高塚古墳/赤烏7年銘鏡(兵庫県指定文化財・兵庫県立考古博物館所蔵) 出土地不詳/鍍金画文帯対置式神獣鏡(重要美術品・辰馬考古資料館所蔵) Ⅲ.クニグニの交流 平原墓/方格規矩鏡(国宝・糸島市立伊都国歴史博物館保管) 三雲番上遺跡/楽浪系土器(福岡県教育委員会所蔵) ウスイ遺跡/三韓系土器(糸島市立伊都国歴史博物館保管) 潤地頭給遺跡/玉作り関係資料(糸島市立伊都国歴史博物館所蔵) 博多遺跡群/鞴羽口・鉄片等(福岡市教育委員会所蔵) 西新町遺跡/三韓系土器等(福岡市教育委員会所蔵) 日本海御津沖(海上がり)/三韓系土器(松江市教育委員会所蔵) 久宝寺遺跡/韓式系土器(大阪市教育委員会所蔵) 纒向遺跡/鍛冶関係資料(桜井市教育委員会、奈良県立橿原考古学研究所所蔵) 大福遺跡/青銅器鋳造関係遺物(桜井市教育委員会所蔵) 脇本遺跡/青銅器鋳造関係遺物(奈良県立橿原考古学研究所所蔵) Ⅳ.古墳文化の成立 ホケノ山古墳/画文帯神獣鏡等副葬品(奈良県立橿原考古学研究所所蔵) 箸墓古墳/周濠出土土器(奈良県立橿原考古学研究所所蔵) 6.研究講座+シンポジウム 研究講座(外部講師3名+内部講師) 第1回 4月29日(日) 第2回 5月20日(日) 第3回 6月10日(日) シンポジウム 日時 4月28日(土)※予定 7.列品解説 4月29日(日)、5月19日(土)、6月9日(土) 午前10時30分から 8.展示担当 学芸課長 今尾文昭 総括学芸員 坂 靖 主任学芸員 北井利幸 嘱 託 川崎志乃 |
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■特別陳列『十二支の考古学-辰-』 | ||
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【写真】新沢327号墳 龍文象嵌大刀(りゅうもんぞうがんたち) 開催趣旨 平成24年の干支「辰(たつ)」をテーマとした特別陳列を開催します。 「十二支のタツ」、「龍の出現と到来」、「龍文様の展開」、「四神の龍」、「文字で記された龍」の5部構成とし、龍と十二支との関係、龍の出現と 日本列島へ到来し描かれた龍の姿、さまざまな器物に表現された龍の姿、四神としての龍、文字で記された龍などの考古資料を中心に紹介します。 開催期間:2011年12月10日(土)~2012年1月15日(日) 休館日:月曜日(ただし1月9日祝日は開館)、年末年始(12月26日~1月4日)、1月10日 開館時間:午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで) 主 催:奈良県立橿原考古学研究所附属博物館 後 援:財団法人 由良大和古代文化研究協会 入館料:通常の観覧料金。大人400円(350円)、大学・高校生300円(250円)、小・中学生200円(150円) ( )内は20名以上の団体料金。ただし小学生未満、土曜日の県内小・中・高・特別支援学校生は無料。65歳以上、外国人観光客および付き添いのボランティア ガイド、障害者(児)およびその介護者(それぞれ証明するものをご提示下さい) ●講演会 日時:2012年1月9日(月・祝日) 午後1時から 場所:橿原考古学研究所講堂 千賀 久氏(葛城市歴史博物館長) 「古墳時代の龍文様」 金関 恕氏(弥生文化博物館長) 「(仮)龍と十二支」 【展示の見方】 川崎志乃(当館) ●工作教室 「辰の置物を作ろう」 日時:2011年12月17日(土曜日) 場所:橿原考古学研究所附属博物館(参加費無料) 成瀬匡章氏(森と水の源流館 職員) ●見どころ解説 日時:2011年12月23日、2012年1月14日 午前10時30分から 場所:特別展示室(入場料が必要です) 展示担当 総括学芸員 坂 靖 嘱託 川崎志乃 〒634-0065 奈良県橿原市畝傍町50-2 TEL 0744-24-1185 / FAX 0744-24-1355 奈良県立橿原考古学研究所附属博物館 ●主な展示品 (交渉中) 金庾信墓十二支護石(辰)拓本(勝部明生氏蔵)、伝真徳王陵十二支護石(辰)拓本(当研究所蔵・末永雅雄氏旧蔵)、八卦十二支鏡 拓本(当研究所 蔵・末永雅雄氏旧蔵)弥生土器 長頸壺(池上曽根遺跡出土・大阪府立弥生文化博物館蔵)、弥生土器 長頸壺(八尾南遺跡出土・大阪府文化財センター蔵)、 弥生土器 広口壺(唐古・鍵遺跡出土・田原本町教育委員会蔵)、弥生土器 甕蓋(四分遺跡出土・奈良文化財研究所蔵)、弥生土器 壺(上ノ山遺跡出土・橿 原市教育委員会蔵)、方格規矩鏡(大和天神山古墳出土・奈良国立博物館蔵)、三角縁神人龍虎画像鏡(黒塚古墳出土・当研究所蔵)、象眼大刀新沢327号墳 出土・当博物館蔵)、金銅装帯金具 復元品(五條猫塚古墳出土・五條文化博物館蔵)、1円銀貨(当博物館蔵)、呪符木簡「龍王」複製品 藤原京右京九条四 坊出土(当博物館蔵)、塼仏 龍門寺出土(当博物館蔵) |
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■平成23(2011)年10月1日(土) 秋 季 特 別 展『仏教(ぶっきょう)伝来(でんらい)』 | ||
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奈良県紀寺跡 独尊磚仏 | 奈良県二光寺廃寺 | |
開 催 要 項 開催趣旨仏教が公式に日本へ伝えられた「仏教公伝」は、『元興寺伽藍縁起并流記資財帳』によると西暦538年、『日本書紀』によると西暦552年とされています。仏教公伝は6世紀半ばのことで、百済の聖明王から日本の欽明天皇へ釈迦像や幢蓋、経論などが届けられ、その後も新羅や高句麗などから僧侶をはじめとする仏教文化が日本へ伝えられました。仏教公伝から1550年以上を経た現代では、「仏像ブーム」という新しい視点から、仏教が注目されています。 日本での仏教受け入れに際して崇仏・廃仏の抗争はありましたが、飛鳥時代には奈良盆地の飛鳥地域、斑鳩地域をはじめ、大和の各地で寺院が建立されました。この展覧会ではその様子を物語る考古学資料を紹介し、発願者である王族・豪族による仏教受容の具体的な動向とその背景を復元します。飛鳥時代は王族・豪族による古墳造りも続いており、近年は、飛鳥時代の寺院に近接する古墳の発掘資料が増加しています。そこで、古墳出土の資料からも各地域の寺院建立の発願者・協力者を推測し、渡来系氏族の活動を指摘したいと考えています。また「仏法僧」という仏教の3要素や、仏堂荘厳の展示品を紹介して飛鳥・奈良時代の仏堂の要素を視覚的に復元します。 そして現在・未来へ向けてのメッセージとして、仏教と現代社会との関わりを、奈良県内の寺院活動を例として紹介し、仏への荘厳から誕生した日本文化である「香」についても紹介します。 開催期間: 2011年10月1日(土)~11月20日(日) 休 館 日: 毎週月曜日、 10月11日 (ただし10月10日(祝日)は開館) 開館時間: 午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで) 主 催 : 奈良県立橿原考古学研究所附属博物館 入 館 料(予定): 大人800円(500円)大学生・高校生450円(350円) 中学生・小学生300円(250円) ()は20名以上の団体料金 ※ 特別支援学校生は学生証の提示によって無料となります。 開催期間中は常設展示のみの見学も上記の料金となります。 博物館中庭コンサート(会場は博物館中庭。雨天時は奈良県立橿原考古学研究所 講堂) 10月16日(日曜日) (正午開場、午後1時~午後2時30分) 薩摩琵琶奏者 関川鶴祐 氏 琵琶演奏「平家物語」・「遣唐使」・「勧進帳」 入場には当日の博物館入館券(半券)の提示をお願いします。 研究講座(会場は奈良県立橿原考古学研究所 講堂) 10月23日(日曜日) (午前9時開場、午前10時開演~午後4時15分) 香老舗松栄堂 主人 畑 正高 「香の伝来」 元大和文華館 学芸課長 村田靖子 「日本文化の覚醒- 仏教の伝来と仏像の展開-」 東大寺 大仏殿院主 狭川普文 「現代社会と寺院の社会福祉事業について」(仮題) 11月13日(日曜日) (正午開場、午後1時開演~午後4時15分) 当館 廣岡孝信 「大和の古代寺院造営と渡来系氏族について」 当館 今尾文昭 「欽明朝の古墳と仏教伝来の影響について」(仮題) 体験イベント 10月22日(土曜日) 「子ども拓本体験」を開催(受付・申し込み方法などは検討中)。 展示解説 10月22日(土曜日)、11月6日(日曜日)、11月13日(日曜日) 午前10時30分~午前11時30分に学芸員による展示解説を開催。 展示担当 当館 主任学芸員 廣岡孝信 、 総括学芸員 坂 靖 |
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■『大和を掘る 29』―2010年度発掘調査速報展― ■ | |
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開催要項 当館では、発掘調査された資料をいち早く公開展示して、多くの方々がその成果を共有できる機会をもつことができるよう努めてまいりました。『大和を掘る』 は、奈良県立橿原考古学研究所による発掘調査ばかりでなく県内市町村等のご協力も得て、およそ前年度の県内遺跡の発掘調査資料の速報展として1981年以 来、例年夏季に開催実施しています。発掘調査機関と展示公開施設である当研究所ならびに当館が一体運営されてきたという特性を活かした企画として、県内外 から評価をいただき、定着しています。 今回はおもに2010年度に発掘調査された遺跡のなかから約36遺跡を選び、出土遺物や調査パネルを展示いたします。奈良県における最新の発掘調査の成果を多くの方々にご理解いただく上で、有益であると考えます。 会 期: 2011年7月16日(土)~9月4日(日) 休館日 月曜日・7月19日(火) 開館時間:午前9:00~午後5:00(入館は午後4:30まで) 会 場: 奈良県立橿原考古学研究所附属博物館特別展示室 〒634-0065 奈良県橿原市畝傍町50-2 ℡ 0744-24-1185 Fax 0744―24―1355 主催:奈良県立橿原考古学研究所附属博物館 協力:(独)奈良文化財研究所、県内各市町村教育委員会 講演会:調査担当者による遺跡発掘調査報告会「土曜講座」を実施。 7月23日・7月30日・8月6日・9月3日の各土曜日に開催。各回とも午後1開始。 聴講無料。奈良県立橿原考古学研究所講堂にて。 入館料:通常の観覧料金。大人400円(350円)、大学・高校生300円(250円)、小・中学生200円(150円)( )内は20名以上の団体料金。ただし小学生未満、土曜日の小・中・養護・高校生は無料。65歳以上、外国人観光客および付き添いのボランティアガイド障害 者(児)およびその介護者(それぞれ証明するものをご提示下さい) 関連行事:奈良まほろば館にて速報展プレ展示。7月7日(木)~15日(金)。 担当:奈良県立橿原考古学研究所附属博物館 主任技師 重見 泰・嘱託 川崎志乃 |
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■2011年春季特別展「弥生の里~くらしといのり~」 | |
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廿日山銅鐸 | 新沢一遺跡水差形土器 |
開催要項 弥生時代は狩猟・採集を中心とした生活から稲作を中心とした生活へと変化した時代である 。最近の発掘調査によって、徐々にではあるが県内の弥生時代の水田の状況が明らかとなって きた。とくに、御所市中西遺跡の調査では弥生時代前期の小区画水田が広大に拡がることや水 田と隣接する里山との関係を初めて確認することができ、弥生前期の農村風景を考える成果が あがっている。 展示ではこうした成果を踏まえ、県内の弥生時代水田の資料を集めて、各時期の水田の広が りを検討する。あわせて弥生時代以降の水田との面積や構造などの比較を行い、水田の移り変わりを展示する。また、弥生時代の精神的世界の一端を表現している絵画土器や銅鐸を展示し、農耕儀礼との関係について迫る。 こうした考古学資料の展示と併せて、県立民俗博物館の協力のもと県内に残る農耕儀礼等について展示し、現代の農耕儀礼から弥生時代に行われた農耕儀礼について探っていく。また、橿原市昆虫館の協力のもと水田周辺の昆虫や銅鐸に描かれた虫などの標本・パネルなどを展示し、水田周辺の環境を復元する。今回の特別展では、以上の検討のもと稲作を中心とした季節ごとの営みについて「くらし」と「いのり」の面から明らかにしていく。 開催期間:2011年4月16日(土)~2011年6月12日(日) 休 館 日 月曜日 開館時間:午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで) 主 催:奈良県立橿原考古学研究所附属博物館 共 催:奈良県立民俗博物館・橿原市昆虫館 入 館 料:大人800円(500円)、高・大学生450円(350円)、小・中学生300円(250円)いずれも予定。( )内は20名以上の団体料金 主な展示品 【考古資料等】桜ヶ丘1号銅鐸【国宝】、辰馬405号銅鐸【重要文化財】、唐古・鍵遺跡出土土器【重要文化財】、田下駄・ネズミ返し等木製品(登呂遺跡)、弥生町出土壺形土器【レプリカ】、弥生人骨・復顔、卜骨、絵画土器、炭化米、稲束、石庖丁、鋤、鍬、臼、竪杵、石膏の足型、男根状木製品(以上、唐古・鍵遺跡、根成柿遺跡、中西遺跡、今出遺跡など)水田の模型ほか(八尾南遺跡・交渉中) 【民俗資料】野神祭関連資料、おんだ祭・御田植神事関連資料など 【昆虫・動物等】シカ・イノシシ・カマキリ・クモ・フナなど 関連行事(案) ●研究講座(講師については交渉中の方含む) 4月24日(日) 「弥生の里~くらしといのり~」 当館 北井利幸 「中西遺跡の調査成果」(仮) 当研究所 菊井佳弥 「水田に棲息する昆虫について」(仮) 橿原市昆虫館 中谷康弘 5月15日(日) 「県内に残る農耕儀礼」(仮) 龍谷大学 浦西 勉 氏(交渉中) 「弥生時代の稲作について」(仮) 芦屋市教育委員会 森岡秀人 氏 6月5日(日) 「タイトル未定」 前当研究所総務企画部長 寺澤 薫 氏 「水田風景の復原~科学の目でみた水田~」(仮) 総合地球環境学研究所 佐藤洋一郎氏 いずれも会場は奈良県立橿原考古学研究所1階講堂 午後1時~午後4時15分(正午開場) 申込不要、聴講無料 ●展示解説 4月24日(日)、5月15日(日)、6月5日(日) いずれも午前10時30分~11時30分 入館料が必要です。 ●遺跡見学会 5月8日(日) 国際博物館の日記念事業 「矢田丘陵周辺の遺跡と農耕儀礼にふれる」 詳細は未定 10:00大和小泉駅集合→周辺遺跡(田中垣内遺跡・東城遺跡など)→水口儀礼の見学→ 奈良県立民俗博物館見学・解散 ●体験イベント 5月22日(日)(予定) 「田植えをしよう」(仮称) |
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■特別陳列 『 埴輪のはじまり‐大和の特殊器台とその背景 』 | |
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原市葛本弁天塚古墳(特殊器台) | 西江遺跡(特殊器台・特殊壺) |
開催要項 「埴輪(はにわ)」は古墳時代を象徴する考古資料で、各地の古墳にはさまざまな形の「埴輪」が立て並べられ、墳丘を飾っていました。その「埴輪」の起源として考えられているものが、「特殊器(とくしゅき)台(だい)」と呼ばれる、弥生時代後期の吉備で祭祀に用いられていた、特殊な文様や赤彩が施された大型の器台です。これが初期ヤマト王権の墓制の中に取り入れられ、「埴輪」へと変化をとげます。 本展覧会では、近畿で出土した埴輪の成立に関する資料を一堂に集めて展示します。また、吉備の特殊器台の代表的な資料もあわせて展示します。そして、大和で特殊器台が登場するようになった背景や、特殊器台から埴輪への移り変わりの過程を考えていきます。 会 期: 2011年2月5日(土)~3月21日(月・祝) 開館時間: 午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで) 休 館 日: 毎週月曜日 ※3月21日(月・祝)は開館。 主 催: 奈良県立橿原考古学研究所附属博物館 後 援: 毎日新聞社大阪本社 (財)由良大和古代文化研究協会 会 場: 奈良県立橿原考古学研究所附属博物館 特別展示室 入 館 料: 大人400円(350円)高校・大学生300円(250円)小・中学生200円(150円)、()は20名以上の団体 ■関連行事:プレイベント展示・・2011年1月27日(木)~2月4日(金) 奈良まほろば館2階 名古屋講演会・・2月6日(日)愛知大学車道キャンパス 徳田 誠志 (宮内庁書陵部)「箸墓古墳と東海の前期古墳」 岡林 孝作 (当博物館)「埴輪配列についての一試考」 講演会・・ 2月27日(日) 青木勘時(天理市教育委員会) 「西殿塚・東殿塚古墳について(仮)」 安原貴之(当博物館) 「埴輪のはじまり(仮)」 3月13日(日) 関川尚功(当研究所) 「纒向遺跡の特殊器台形埴輪(仮)」 坂 靖 (当研究所) 「埴輪の誕生」 遺跡見学会・・3月12日(土) 本展覧会に関連する遺跡を巡り、専門的な解説をおこなう。 その他、体験イベント等予定あり 展示担当 : 安原 貴之 山田 隆文 〒634-0065 奈良県橿原市畝傍町50-2 TEL 0744-24-1185 / FAX 0744-24-1355 奈良県立橿原考古学研究所附属博物館 |
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■特別陳列「十二支の考古学-卯-」開催要項■ | |
波にウサギ【伊万里焼染付大鉢】(橿原市教育委員会) | 月とウサギ【月像幢復元品】(奈良文化財研究所) |
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■開催趣旨 当博物館では、例年年末年始に新年の干支をテーマとした特別陳列を開催しています。今回は、平成23年の干支「卯(う)」(ウサギ)を取り上げます。「ウサギ狩り」、「十二支のウサギ」、「月とウサギ」、「ウサギの形象」の4部構成とし、人々の生活とウサギとの関わり、ウサギと十二支や日月との関係、さまざまな器物に表現されたウサギの姿などを、考古資料を中心に紹介します。 開催期間:2010年12月11日(土)~2011年1月16日(日) 休館日:月曜日(ただし1月10日成人の日は開館)、年末年始(12月27日~1月4日)、1月11日 開館時間:午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで) 主 催:奈良県立橿原考古学研究所附属博物館 後 援:財団法人 由良大和古代文化研究協会 入館料:大人400円(350円)、高・大学生300円(250円)、小・中学生200円(150円)( )内は20名以上の団体料金 65歳以上の方、外国人観光客および付き添いのボランティアガイドの方、身体障害者およびその介護者の方は無料(それぞれ証明するものをご提示ください) 期間中の土曜日は県内の小・中・高・特別支援学校生は無料。 ■講演会 日時: 2011年1月10日(月曜日・成人の日) 午後1時から 場所: 橿原考古学研究所講堂 ○菅谷文則(当研究所所長) 「月にいるのはウサギかヒキガエルか-日中古代月宮像について-」 ○鹿谷 勲氏(奈良県立民俗博物館学芸課主幹) 「ウサギと正月行事」 ■工作教室 「ウサギのおもちゃを作ろう」日時:2011年1月15日(土曜日) 午後1時から 場所: 橿原考古学研究所附属博物館 協力:森と水の源流館 ■展示担当 総括学芸員 岡林孝作 〒634-0065 奈良県橿原市畝傍町50-2 TEL 0744-24-1185 / FAX 0744-24-1355 奈良県立橿原考古学研究所附属博物館 主な展示品 ウサギの骨(橿原遺跡出土・当館蔵、唐古・鍵遺跡出土・田原本町教育委員会蔵)、鏡袋に使用されたウサギの毛(下池山古墳出土・当研究所蔵)、毛筆に使用する獣毛・毛筆(あかしや蔵)、金?信墓十二支護石(寅・卯)拓本(勝部明生氏蔵)、伝真徳王陵十二支護石(寅・卯)拓本(当研究所蔵・末永雅雄氏旧蔵)、那富山墓隼人石拓本(当研究所蔵・原品宮内庁)、小型臼・杵(唐古・鍵遺跡出土・田原本町教育委員会蔵)、臼・竪杵・小絵馬(奈良県立民俗博物館蔵)、日像幢・月像幢復元品(奈良文化財研究所蔵)、画文帯同向式神獣鏡(ホケノ山古墳出土・当研究所蔵)、画文帯神獣鏡(黒塚古墳出土・当研究所蔵)、画文帯同向式神獣鏡(新沢109号墳出土・当館蔵)、正倉院宝物模造品・鞆(当館蔵)、染付磁器菊皿・大鉢(今井寺内町出土・橿原市教育委員会)、印章(シュメール文化・江上コレクション) |
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■平城遷都1300年記念■ 橿原考古学研究所附属博物館開館70周年記念 |
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開催要項 目 的 奈良県には、奈良時代以前に建立された建造物が全国で唯一残っていることはよく知られています。平城京では仏教文化が花開き、数多くの寺院が建立され、壮大で華麗な堂塔伽藍が造営されました。創建当時の建造物や伽藍の姿は、奈良県文化財保存事務所がおこなっている現存する建造物の保存修理にともなう調査研究や、建造物の地下そして寺院跡などの発掘調査によって明らかになってきました本展覧会では、平城京の大寺院を中心におもに考古学の視点から奈良時代の仏教建築の世界を紹介します。さらに出土遺物や伝世資料などから、建造物の建立と荘厳、伽藍の造営に携わった奈良時代のさまざまな「匠たち」の姿に迫ります。 開催期間:2010年10月2日(土)~11月21日(日) 休 館 日:毎週月曜日(ただし、月曜日が祝日の場合は開館し、翌日が休館) 主 催:奈良県立橿原考古学研究所附属博物館、文化庁 後 援:元興寺、興福寺、西大寺、大安寺、唐招提寺、東大寺、薬師寺(五十音順) 会 場:奈良県立橿原考古学研究所附属博物館 特別展示室 〒634-0065 奈良県橿原市畝傍町50-2 Tel 0744-24-1185 Fax 0744-24-1355 |
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興福寺出土垂木先金具 | 大安寺西塔跡出土風鐸 |
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おもな関連行事 研究講座 10/17(日)、10/31(日)、11/7(日)、11/14(日) 古代の建造物の調査に携わった当研究所所員、文化財保存事務所所員、また古代建築や古代技術を研究する研究者が、それぞれの調査研究成果を報告、発表する。 展示解説10/17(日)、10/31(日)、11/7(日)、11/14(日) 展覧会場で学芸員が展覧会の見どころを紹介する。 遺跡見学会 10/30(土) 奈良市内に現存する奈良時代の建造物をめぐり、専門的な解説をおこなう。 体験イベント 11/6(土) 「親子で彫金体験」銅板製の透かし彫り飾金具を作製する。 関連イベントについて・・ 大阪講演会 『興福寺の伽藍と匠』興福寺の伽藍復興を宗教、建築史学、考古学から語る。 10/3(日)大阪市中央区北浜東 エルおおさか エルシアター 「宗教空間の造営-真実と方便を求めて-」 多川 俊映(興福寺貫首) 「興福寺中金堂の復元」鈴木 嘉吉(元奈良文化財研究所所長) コーディネーター 菅谷 文則(当研究所所長) 研究講座 古代の寺院建築に関する考古学、建築史学、文献史学、保存科学など様々な分野の研究者が、それぞれの調査研究成果を発表する。 10/17(日) 正倉院文書からみた造寺司 栄原 永遠男(大阪市立大学)考古資料からみた奈良時代の匠 山田 隆文(当博物館) 10/31(日)唐招提寺金堂の彩色調査-記録保存と復元的考察 大山 明彦(奈良教育大学) 大安寺東西両塔跡の調査 松浦 五輪美(奈良市教育委員会) 11/7(日) 建造物の保存修理と奈良県文化財保存事務所 今西 良男(奈良県文化財保存事務所 唐招提寺金堂の解体修理 田中 泉(奈良県文化財保存事務所) 唐招提寺金堂の発掘調査 米川 裕治(当研究所) 11/14(日) 古代の建築技術と道具 渡邊 晶(竹中大工道具館) 考古遺物から見た東大寺鋳造工房の風景 丹羽 崇史(奈良文化財研究所) 展示解説 10/17(日)、10/31(日)、11/7(日)、11/14(日) 展覧会場で担当学芸員が展覧会の見どころを紹介する。 遺跡見学会 10/30(土)。興福寺、東大寺をめぐる。 現存する奈良時代の建造物を中心にめぐり、専門的な解説をおこなう。 体験イベント 11/6(土)「親子で彫金体験」銅板製の透かし彫り飾金具を作製する。 会場は、当館中庭および回廊。 参加無料。 講師 鈴木 勉(当研究所共同研究員・工芸文化研究所所長) 中庭コンサート 10/10(日)「古今東西 音楽の旅」インド民族楽器などによる演奏会。 会場は当館中庭および回廊。参加無料(ただし、別途入館料が必要。) VeenaAyak(シタール奏者)・藤澤バヤン(タブラ奏者)・Cube(K5)(デジタル音楽家) |
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■平城遷都1300年記念春季特別展「大唐皇帝陵展」開催■ | |
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1300年前の平城遷都に始まった奈良時代は、わが国が国際社会に本格的なデビューを果たした時代でした。当時の東アジアを中心とした国際社会をリードしてい
たのが、中国・唐王朝です。唐の皇帝たちは、都が置かれた長安(西安市)の近郊に展開する唐皇帝陵群(唐十八陵)に眠っています。近年、陝西省では唐の皇帝陵、皇族墓の発掘調査が活発におこなわれ、大きな成果を上げています。この展覧会では、唐王朝の皇帝と皇族の陵墓にスポットを当て、陝西省考古研究院による最新の考古学的成果を用いて、世界帝国の最高権力者が眠る唐皇帝陵の実像を再現します。本年は奈良県と中国陝西省との間で友好提携の協定を締結する予定であり、陝西省文物局、同文物交流中心、同考古研究院の全面的な協力を得て、海外初出展を含む一級文物12件(13点)をあわせた80件(95点)の発掘出土品を借用します。また、宮内庁、奈良文化財研究所、奈良市教育委員会、橿原市教育委員会の協力を得て、当時の日中交流を物語る奈良県内の関連出土品も合わせ、総数102組を出展します。同時に、1997年から3ヶ年にわたり、当研究所が中国西北大学、陝西省考古研究院と共同して実施した唐十八陵の踏査成果も紹介します。 開催期間:2010年4月24日(土)~6月20日(日) ※会期中は休館しません 開館時間:午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで) 主 催:平城遷都1300年記念春季特別展「大唐皇帝陵展」 実行委員会 (奈良県教育委員会・(財)由良大和古代文化研究協会・(社)平城遷都1300年記念事業協会) 奈良県立橿原考古学研究所附属博物館 共 催:中国陝西省文物局・陝西省文物交流中心・陝西省考古研究院 入館料:大人1200円(950円) 高・大学生700円(550円) 小・中学生450円(350円)・・( )内は20名以上の団体料金 ■国際シンポジウム 「玄宗皇帝と聖武天皇の時代」 平成22年5月9日(日)午前10時から(午前9時30分開場) なら100年会館(奈良市三条宮前町7-1)中ホール 張建林(陝西省考古研究院副院長) 張蘊(同資料室主任) 韓釗(西安碑林博物館副館長) 百橋明穂(神戸大学教授) 武田佐知子(大阪大学副学長 徐光輝(龍谷大学教授) 菅谷文則(当研究所長) ■研究講座 橿原考古学研究所講堂 午後1時から 第1回 5月16日(日) 妹尾達彦(中央大学教授) 卜部行弘(当研究所) 第2回 5月30日(日) 東野治之(奈良大学教授) 土橋理子(当研究所) 第3回 6月13日(日) 杉本憲司(佛教大学特任教授) 岡林孝作(当館) 展示担当 主幹 千賀 久、総括学芸員 岡林孝作 〒634-0065 奈良県橿原市畝傍町50-2 TEL 0744-24-1185 / FAX 0744-24-1355 奈良県立橿原考古学研究所附属博物館 ------------------------------------------------------------------------ ■主な展示品(☆は一級文物) ■世界帝国の威信示す石像 十四国蕃君長石像(昭陵北司馬門遺) 周辺諸国を次々に征服して唐を巨大な世界帝国に育て上げたのが、第二代皇帝太宗です。子の第三代高宗は、その業績を称えるために、父に帰順した異民族の王14人の等身大の石像を作り、太宗の墓・昭陵に献上しました。今回、2002年に出土した石像の一部を日本で初めて公開します。 ■初公開・唐皇帝陵の壁画 壁画「武人図」(靖陵)☆ 第二一代皇帝僖宗の靖陵は、即位した唐皇帝の陵として唯一、1995~96年に墓室内部の発掘調査が行われました。陝西省考古研究院では、墓室に描かれていた壁画を剥ぎ取り、順次修復作業を進めています。今回、修復が完了した「武人図」を、世界に先駆けて公開します。 ■巨大青龍と白虎 壁画「青龍図」・「白虎図」(恵陵)(模写)原品☆ 第九代玄宗の兄李憲は、玄宗に位を譲ったことから「譲皇帝」の称号を贈られ、その墓である恵陵も皇帝陵の規格に準じて造営されました。恵陵の墓道壁面に描かれた青龍図と白虎図は、長さ7mという巨大なもので、皇帝陵にふさわしい偉容を誇ります。航空機での輸送が困難であることから、今回の展覧会のために、実物大の模写を制作しました。 ■裸足でひれ伏す文官 跪拝俑(恵陵)☆ 2000年に恵陵から出土した跪拝俑は、文官がひれ伏す姿を表した珍しい俑です。衣服の裾から足の裏が透けて見え、靴を脱いで裸足になっていることもわかります。赤い朝服を着て笏を持った高位の文官が、皇帝にひれ伏す姿なのでしょう。 ■唐代工芸技術の粋 銀背八角鏡(李?(りすい)墓)☆ 2001年に初代高祖の玄孫李?の墓から出土した副葬品12点を一括で初公開します。朱書墓誌、螺鈿八花鏡、銀背八角鏡、銀海老錠、三足銀壺をはじめ、いずれも高度な工芸技術がうかがわれる逸品です。銀背八角鏡は径わずか6㎝の小さな空間に、精緻な文様を凝縮しています。 ■躍動感あふれる優れた筆致 壁画「馬球図」(李?(りよう)墓)☆ 2005年に発掘された初代高祖の曾孫李?の墓に描かれていた壁画です。差し渡しが3mの大きな画面に、馬球(ポロ)に興じる人々を、今にも動き出しそうな流暢な筆致で描いています。唐の貴族の間で流行した馬球は、日本にも「打毬」として伝わりました。 ------------------------------------------------------------------------------------------------ ■平城遷都1300年記念春季特別展「大唐皇帝陵展」の特色 1.唐皇帝陵の謎に迫る 陝西省にある18の唐皇帝陵(唐十八陵)のうち、墓室内部が発掘調査されたのは唐末期の靖陵(第二一代僖宗)のみで、その実態はまだまだ謎に包まれています。今回の展示では、数少ない皇帝陵の調査成果に加え、追諡皇帝陵(死後に皇帝号を贈られ、皇帝陵に準じて造営された)、皇太子陵、親王・公主墓の出土品にこだわりました。それぞれを比較しながら展示展開することで、皇帝陵を頂点とした唐の陵墓制度をわかりやすく解明し、最高支配者の墓である皇帝陵の謎に迫ります。 2.最新の発掘成果を紹介 中国から借用する80件95点の展示品は、すべて陝西省考古研究院による正式の発掘調査で出土した一級の考古資料です(模写2点の原品を含む)。しかも、約9割が1995年以降、約6割が2000年以降の新出土品です。これら新出土品を通して、近年ようやく解明の糸口が見えてきた皇帝陵を含め、唐代陵墓の最新の発掘成果を紹介します。 3.展示品の歴史的背景にこだわる 展示品を墓から切り離すことなく、墓ごとに一括で展示することで、その歴史的背景にこだわります。たとえば、奇跡的に未盗掘で発見された李?墓の一括出土品12点を一堂に公開します。それぞれの墓に埋葬された人物は、皇帝やその一族であろうとも、その人が生きた時代の歴史を背負いつつ、生身の人間として自己の歴史も刻んできたはずです。歴史の大きな流れとともに、それぞれの人物の生前のエピソードなども紹介しながら、人間としての唐の皇帝とその一族の姿が思 い浮かぶような特色ある展示を企画しています。 4.スケールの大きさを体感 恵陵(玄宗の兄・李憲)の墓室に対で描かれた青龍図と白虎図は、長さ7m、幅3.3mの巨大な壁画です。航空機での輸送が困難なため、今回の展覧会のために、発掘調査を実施した陝西省考古研究院にお願いして実物大の模写を制作しました。また、橿原考古学研究所は1997~99年に唐十八陵の踏査を行い、貴重な写真記録を多数所蔵しています。巨大な青龍・白虎とともに、自然の山を改造して陵とする唐皇帝陵のスケールの大きさを体感できる写真を多数公開します。 5.奈良時代の天皇陵との関わり 平城京の発掘調査に携わっている私たちは、しばしば遣唐使の息吹に触れるような出土品に巡り逢います。奈良文化財研究所、奈良市教育委員会などの協力も得て、奈良県内の発掘調査出土品を集め、中国の出土品と比較しながら展示するコーナーを設けました。もちろん、主題である唐皇帝陵と奈良時代の日本の天皇陵との関係性についても、貴重な拓本などを紹介しながら掘り下げていきます。 |
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■『大和を掘る28』・・2009年度発掘調査速報展■![]() ■開催要項 当館では、発掘調査された資料をいち早く展示公開して、多くの方々がその成果を共有できる機会を持つことができるように努めてまいりました。『大和を掘る』は奈良県立橿原考古学研究所による発掘調査の成果ばかりでなく、県内市町村教育委員会などにご協力いただいて、およそ前年度の県内遺跡の発掘調査成果の速報展として1981年以来、例年夏季に開催しております。そして県立の発掘調査機関である橿原考古学研究所と展示公開施設である当館が一体となって運営するという特性を活かした企画として、県内外から評価いただき、定着しております。 今回は、おもに2009年度に奈良県内において発掘調査された遺跡の中から約38遺跡を選び、出土遺物や調査写真パネルを展示いたします。奈良県における最新の発掘調査の成果を多くの方々にご覧いただき、ご理解いただくうえで有益であると考えます。 会 期:2010年(平成22年)7月17日(土)~9月5日(日) 毎週月曜日と7月2日(火)は休館。 7月19日(月)、会期中の祝日は開館。 開館時間:午前9:00~午後5:00。ただし、入館は午後4:30まで。 入館料:大人400円(350円)高校・大学生300円(250円)小・中学生200円(150円)()内は20名以上の団体料金。ただし、小学生未満および満65歳以上の方は無料。 土曜日は県内の小・中学生、高校・養護学校生に限り無料。 会 場:奈良県立橿原考古学研究所附属博物館特別展示室 〒634-0065 奈良県橿原市畝傍町50-2、TEL 0744-24-1185、FAX 0744-24-1355 主 催:奈良県立橿原考古学研究所附属博物館 協 力:独立行政法人 国立文化財機構 奈良文化財研究所、国立大学法人 奈良教育大学、県内市町村教育委員会 講演会:調査担当者による遺跡発掘調査報告会「土曜講座」を実施 7月24日、8月7日 |
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